施工後18年を経過したRC(コンクリート)造住宅
前回改修時の家の造りと構造など
構造 コンクリート造陸屋根2階建て
外壁 アクリルリシン仕上
塗装時の築年数 25年
現在の築年数 43年
どんな塗料で工事をしたのか
工事の仕様
1.外壁補修 | 浮及び爆裂部分の補修 | ピンニング、エポキシ樹脂低圧注入、エポモル整形など |
2.屋上防水 | 屋上防水のやり直し | 塩ビシート防水絶縁工法 |
3.外壁素地調整 | 高圧洗浄およびケレン | 120kg/c㎡以上での洗浄 |
4.外壁模様吹き | エポキシ吹付タイル | |
3.下塗り | 微弾性フィラー | 2回塗り |
4.中塗り、上塗り | 高性能無機系塗料 | 各1回塗り(合計2回塗り) |
現在の状態 (2022年1月)
18年を経過していましたが、当時最高級品であった高性能無機系塗料をしようしましたので、大部分に塗膜にツヤが残っていました。日当たりの良い場所は、流石にツヤは引けておりましたが、それでも塗膜は健全な状態を保っていました。
なお、現在でも使用した無機系塗料は無機塗料の中でも最高性能を誇るものです。
総評 塗膜は問題なし、ただし躯体を考えると塗り替えが良い
他の工事をご依頼いただいたので、そのついでに診断をさせていただきまして、塗膜はまだ健全な状態とはいえますが、20年近く経つと躯体にいろいろと問題がでるので、数年以内に修繕を行った方が良いとお伝えしました。
RC造でしっかりした造りであることと、真に高品質な塗料を正確に塗装してあったので18年を経過しても大きな問題がない状態であったのだと思われます。
なお、お客様のご希望で、その後、塗り替え(大規模修繕)を行いました。